こんにちは、遺品整理士のオザワと申します。
突然ですが、遺品整理士を目指しているあなたはこんな悩みがありませんか?
- どうやって遺品整理士の資格を申し込みばいいのかわからない
- 教材が届いたものの、どうやって勉強すれば良いのかわからない
私自身、右も左も分からない状態で、遺品整理士に申し込み、受験しました。遺品整理士の申し込み方法は少々複雑ですし、出題形式もレポート形式なので、勉強の仕方もコツがいります。
結論から申し上げると、私は2022年6月1日に申し込み、6月18日に課題を提出、9月27日に合格証が届きました。
つまり、2週間の勉強で遺品整理士資格に合格をしました。
この記事では、遺品整理未経験の私が遺品整理士資格に2週間で合格した方法とその具体的な手順を解説します。
回り道をすることなく、スムーズに申し込み、最短で遺品整理士に合格できるようサポートします!
目次
遺品整理士ってどんな資格?
遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会が定めた遺品整理業を行う上で大切な心構えや正しい知識や作法を学ぶことができる民間資格です。
日本で遺品整理士の認定がスタートしたのは2011年とまだ10年ほどの歴史しかありませんが、すでに会員は4万人を超えています。遺品整理士の資格自体は日本発祥ではなく、アメリカやドイツ、マレーシアといった世界各国でも遺品整理士の資格は認定されています。
日本は少子高齢化と核家族化、お年寄りの一人暮らしが増えていることから、これからますます遺品整理の需要は高まっていくと予想できます。
つまり、遺品整理は成長市場と言えます。
そんな遺品整理という成長市場において、遺品整理士の資格を保有していると・・・
- 遺品整理士資格を保有していない業者と比較すると、優位に集客しやすい
- 遺品整理を行う正しい手順や作法、心構えを学ぶことができる
というメリットがあります。
遺品査定士との違い
遺品整理士認定協会定めた認定資格に、「遺品査定士」という資格があります。
近年、遺品の買い取り・査定の需要が増えています。それと同時に非常に安価な価格で遺品を買い取り、高額転売をするような悪徳な遺品整理業者も少なくありません。
遺品査定士とはご依頼主の気持ちに寄り添いながら、遺品を適正な価格で買い取り、社会貢献を目的とする認定資格で、遺品整理士の資格と合わせて持っておきたい資格です。
遺品整理士資格を持つメリット
しかし、遺品整理士は弁護士や税理士と同じ、士業に分類されますが国家資格ではありません。そのため、遺品整理士資格を持っていなくても業務を行うことができますし、法的拘束力はありません。
ですが、遺品業を行うのなら、遺品整理士の資格を保有しておいたほうが多くのメリットがあります。
ご依頼主が安心して、依頼することができる
ご依頼主の立場から考えると、遺品整理士資格を保有している業者と保有していない業者ではどちらに依頼をしたいと思うでしょうか?もちろん、保有している業者に依頼したいと思うのが、普通でしょう。
正しい遺品整理の手順を学ぶことができる
遺品整理士は未経験者でも参入しやすい業界です。ですが、正しい作業手順や業務を行う上での法律や行政との関わり方を知っていないとスムーズに仕事を行うことができません。
後述する遺品整理士資格の勉強の中で、遺品整理の作業手順や法律、規制などをすべて学ぶことができます。
仕事が受注しやすくなる
遺品整理業を始める上で一番不安なことは、安定的に受注できるかでしょう。
遺品整理士に合格すると、遺品整理士認定協会に加入することになります。遺品整理士認定協会に加入すると、業界からの仕事の紹介が受けられるいうメリットがあります。
また、行政からも遺品整理士資格を保有している業者に優先的に仕事を発注するような機運も高まっているため、総合的に仕事が受注しやすくなります。
遺品整理士の費用と難易度
遺品整理士資格を取得するために、遺品整理士養成講座に申し込む必要があります。
初期費用は
- 受講料:25,000円
- 会費(2年間有効):正会員10,000円 / 地域統括員15,000円
となっており、合計で35,000円 or 40,000円が初回にかかります。
また、資格は2年間有効となっているため、更新が必要な3年目以降は会費(1万円 or 1万5千円)がかかります。
遺品整理士の難易度
私個人の所感にはなりますが、難易度はさほど難しくはありません。
私は遺品整理士以外にも、IT系のベンダー資格、簿記、住宅ローンアドバイザーと多種多様な資格を保有していますが、国家資格、その他民間資格と比較すると、非常に簡単な印象です。
詳しくは後で解説しますが、問題の出題形式もテストではなく、レポート形式なので、調べながら時間をかけることができるので、ちゃんとやれば、未経験者でも合格するような難易度かと思います。
遺品整理士の申込み方法
申込み方法は、こちらのページ下部のお申し込みフォームに必要情報を入力すれば、申し込みが完了します。
申し込みに関しては、ユーキャンなどの資格サイトでは申込みできず、一般社団法人遺品整理士認定協会からのみ申し込むことができます。
支払い方法は代金引換、クレジットカード、ゆうちょ銀行振り込みの3種類が選べます。
申し込みの送信が完了すると、メールアドレスにてマイページへのログインIDとパスワードが送れれてきます。
クレジットカード支払いの場合、マイページよりクレジットカードの支払い方法が表示されるので、そこから支払いを行うと数日後に教材が自宅に届きます。
未経験者が最短で遺品整理士に合格した勉強法
私の場合、遺品整理の業務経験は一度もない状態でした。そんな私が最短2週間で合格をした方法を解説します。
問題形式
遺品整理士の問題形式はすべて記述式のレポート形式になっています。
レポートの大まかな内容としては、
- 語句問題
- 理論・スキルに関する問題
- 事例演習
と3つに分かれています。
一般的な試験と違い、制限時間などはなく、自分のペースでレポートを書くことができます。
しかし、注意点として、申し込みから2か月以内にレポートは提出しないといけないので、注意しましょう。
勉強時間
私の場合、期間は約2週間、合計で24時間ほどかけて講座の受講とレポート課題の作成・提出を行いました。
スケジュール感としては、
- ネットで申し込み
- 2・3日後に教材と問題集、DVDが家に届く
- 2週間かけて勉強・レポート作成
- ネットにてレポートの提出
平日はフルタイムで仕事をしているので、平日は毎日30分程度、土日に3時間ほどかけて勉強しました。
まず、問題にざっと目を通す
ではここから具体的な効率的な勉強法について解説していきます。
私自身、遺品整理は未経験だったため、まずは問題の出題形式を確認することを始めました。どういう問題が出題されるのかをざっくりと頭に入れておくことで、この後の教本や資料集、DVDを見る際に、大切なポイントを把握することができます。
教本・資料集をざっと目を通す
教本・資料集もざっと目を通しましょう。暗記するのではなく、ざっくりと業務や法律関係の流れを理解することが大切です。
DVDは教本・資料集で疑問に思った点に着目して視聴する
DVDに関しては、教本・資料集で理解しづらかった部分に着目して視聴するように心がけました。各部門、専門家による詳細な解説がされているので、頭に入りやすくなります。
問題を上から解いていく
問題は受けから順番に解いていくことをおすすめします。
まずは、語句説明問題なのですが、語句を自分なりの言葉でまとめられるようになることで、後の理論問題、事例演習にも必ず活きてきます。
レポートの提出方法
マイページより、提出用のWordファイルをダウンロードします。これから課題を提出する場合は、以下の赤線で囲ってある形式をダウンロードしましょう。
マイページの【課題提出はこちら】より、回答を記入したWordファイルを添付し、送信すると提出が完了します。
合格発表と合格証・カード
合格発表は一般的にレポートの提出から約2~3ヶ月ほどかかります。
私の場合、レポート提出から約2ヶ月半ほど経った2022年9月27日、自宅に遺品整理士認定協会から封筒が届き、合格証が入っていました。
評価は10段階のうち、私は9.0点で見事合格することができました!
届いた封筒の中には、合格証だけでなく、
- 地域統括会員就任のお願い
- 受講終了のお知らせ
- 認定手続のお知らせ
- 入会同意書
- 入会申込書
- 履歴書
会員の区分は
- 正会員
- 地域統括員
の2つの会員を選ぶことができ、地域統括員の場合、研究会や講演会の開催、その際に協会からのバックアップが受けられるようです。
指定された銀行口座に入会金(正会員は1万円、地域統括員は1万5千円)を振込み、入会同意書、入会申込書、履歴書、証明写真2枚を事務局あてに送付します。
入金確認と各種書類が受理されると、認定カードと認定証所が発行されます。
私の場合、入金と必要書類を送付した約2週間後に、認定証のカードと認証書の一式がレターパックで送られてきました。
余談:遺品整理士としての今後の展望
現在、遺品整理士の資格は取ったものの、まだ遺品整理業として仕事はスタートしていません。
これからはこのサイトを通して、遺品整理に関する情報発信を行いつつ、タイミングを見て、遺品整理業を本格的にスタートしようと考えています。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。