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遺品整理の基礎知識

遺品整理業者と不用品回収業者の違いとは?頼むなら○○一択!

この記事を監修した人
オザワ / 遺品整理士(一般社団法人遺品整理士認定協会所属)
一般財団法人「遺品整理士認定協会」所属の遺品整理士。 また、当メディア「遺品整理のいろは」の管理人として、遺品整理に関する正しい知識を伝えるべく日々励んでいる。

近年、遺品整理士という仕事が映画やテレビを通じて認知されてきました。遺品整理士という仕事が誕生する前まで、遺品整理は遺族で粛々と行われるものでしたが、近年の核家族化や家族構成、ライフスタイルの変化などで、故人亡き後の処理を業者に頼むことが一般化してきました。

しかしながら、遺品整理と不用品回収を一緒に考えて居る方も非常に少なくなく、

遺品整理を頼むなら遺品整理業者と不用品回収業者のどちらがいいのか?

このような質問はしばしば見ます。

結論から申し上げると、遺品整理業者に依頼するのが最も効率がよく、かつ故人のためにもなります。

この記事では、これから遺品整理を依頼しようと考えている方に

  • 遺品整理業者と付与品回収業者の違い
  • 遺品整理業者に依頼するメリット

を分かりやすく、解説していきます。

遺品整理業者と不用品回収業者の特徴と違い

遺品整理業者と不用品回収業者の特徴と違い

遺品整理=不用品回収と勘違いをされている方も少なくないと思いますが、遺品整理と不用品回収は似て非なるもの関係性にあります。もし、あなたの親族が亡くなり、遺品整理を業者に依頼しようと考えた場合、それぞれの特徴を知ってなければ、正しく整理整頓することができず、困った事態になってしまうでしょう。

そのためにまず、遺品整理と不用品回収のそれぞれの特徴と違いを解説します。

不用品回収業者の特徴

不用品回収とは端的に言うと、ゴミや不必要になったものを回収するサービスのことを言います。

不用品回収と一口に言っても、買取回収、無償回収、有償回収の3つに分類されます。

買取回収は不用品の中でも値がつくものを相応の金額を支払い回収すること、無償回収は値はつかないけれどもタダで回収してくれること、有償回収は料金を支払うことで回収し、適切に処理してくれることを指します。

一般的に、処理にかかる費用から、買取価格を差し引いた金額が不用品回収業者に支払う費用になります。

遺品整理業者の特徴

遺品整理とは、故人が生前使用していた品々を整理し、要らないものを処理し、故人が暮らしていた場所をきれいに整理することを言います。

これで聞くと、不用品回収業者とあまり変わらないと思うかもしれませんが、遺品整理のしごとは多岐に渡ります。

例えば、不用品の処理、遺品の買取・供養・お焚き上げ、貴重品の探索、クリーニング、原状回復(リフォーム、消臭)、各種手続き(相続、公的手続き)など、遺品整理の業務は幅広く、ご依頼主の要望に応えます。

端的に言うと、亡くなった故人の居場所を綺麗にするための何でも屋さんのような存在です。

遺品整理業者と不用品回収業者の違い

遺品整理と不用品回収の違いですが、不用品回収業者は「不用品回収・買取のみ」で、遺品整理業者は不用品の回収・買取以外にも、故人やご遺族の気持ちに寄り添った様々なサービスを展開しています。

遺品整理不用品回収
不用品の回収
不用品の買取
供養・お焚き上げ×
貴重品の捜索×
クリーニング×
原状回復(リフォーム、消臭)×
各種手続き(相続、公的手続き)×

このように遺品整理業者の仕事内容は不用品回収業者の仕事内容をすべて含んでいます。

不用品回収は遺品整理に含まれる

遺品整理に関わる全てのことを任せたい場合は、遺品整理業者に依頼、不用品のみ処理したいのであれば、不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。

遺品整理と不用品回収の具体的な作業手順

ここまで、遺品整理業者と不用品回収業者の違いを説明しましたが、では、具体的に遺品整理を行う場合、どのような手順で行えば良いのか説明します。

不用品の買取

遺品整理を行う中で、遺族としては残してく必要はないけれども、もしかしたら換金できそうかも?という遺品が出てくることが稀にあります。例えば、高級時計や宝石、楽器、カメラ、家具家電など。これら以外にも、「まさか、こんなものに値段が付くとは・・・」と思う意外なものの出てくる可能性があります。

そんな、お金になるものを捨ててしまうのはもったいないですよね?

そのため、まずは買取を行うことをおすすめします。

取っておきたいものの整理

次に、ご遺族として取っておきたい故人の品々をまとめましょう。中には「取っておきたいけど、置く場所がない」という品もあるかと思います。そのような物品の場合は、寺院での供養・お焚き上げで故人のもとに帰してあげることをおすすめします。

不用品の処理

この段階で、ようやく

  • 取っておきたい必要なもの
  • 買い取ってもらうもの
  • 不要品

の3つに分類することができました。

3番めの不用品の処理に関しては、不用品の種類によって異なるので、注意が必要です。

粗大ごみ

粗大ごみは各市区町村によって、捨て方が異なるので、まずはお近くの行政機関へのお問い合わせやホームページを確認しましょう。大抵は、大きさや重さにあったシールを購入し、貼り付け、市区町村の窓口に連絡。粗大ごみの日にゴミ置き場に置いておけば、回収されます。

家電リサイクル品

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ)
  • 冷蔵庫及び冷凍庫
  • 洗濯機及び衣類乾燥機

これらの家電に関しては家電リサイクル法により、これらの家電を処分する際には、料金が発生します。

もし、不要になった家電がまだ使えるのでしたら、不用品回収業者やジモティーなどで無料で引き取ってもらうことをおすすめします。

一般廃棄物

一般廃棄物に関しては、ゴミ捨て場に少しずつ捨てていきましょう。

また、市区町村によっては持ち込み、有料で廃棄してらえる場合があるので、確認すると良いでしょう。

手間をかけたくないなら買取可能な遺品整理業者

ここまで、遺品整理と買取、不用品の処理を自分で行う方法を解説してきました。

しかし、結論から申し上げると、買取可能な遺品整理業者に依頼をした方が、あなた自身の手間暇がかからず、楽に遺品整理を行うことができます。

適切な価格、かつ確実に換金ができる

もちろん、自身で遺品をヤフオクやメルカリに出品し、販売することができます。ですが、本当に適正価格で販売できるかは出品するあなた自身の目利きによるところが多いです。自分が出品したものがすぐに売れてしまい、実は高値で売れたものやとても安い価格で落札されてしまうという可能性もあります。

また、高値で売ろうとして出品したもののなかなか売れず、遺品が残り続けて、ほこりをかぶりつ続けてしまいます

一方、買取ができる遺品整理業者であれば、市場の適正価格でその場で換金することができます。

換金できたお金は、遺品整理費用から減額することができ、想定よりも安い価格で遺品整理を依頼することができます。

重労働にならない

遺品整理は重度の肉体労働です。

重いものを運び、高いところからものをおろし、腰を曲げながら家中を清掃し、中には害虫を駆除しないと行けず、かなりきつい作業になることもあります。

プロの場合、半日も終わる作業が、素人でやるとなると、数日間かかってしまうこともザラなので、手間や怪我のリスクを下げたいのなら、依頼することをおすすめします。

遺品整理~買取、不用品の処理まで一日で完結する

遺品整理業者は通常、一軒家だと3~4人で対応します。

また、不用品の回収業者も提携するので、関わっている人数を考えると、本来であれば、数日で終わる作業は半日~一日で完結します。

記事のまとめとおすすめの遺品整理業者

本記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、記事のまとめに入ります。

記事のまとめ
  • 不用品回収業者は物を回収するだけ
  • 遺品整理業者は亡くなった故人の居場所を綺麗にするための何でも屋さんのような存在
  • 遺品整理は手間暇がかかり、かなりの重労働
  • 遺品整理業者に任せた方がお手軽
  • 特に買取もできる遺品整理業者がおすすめ

現在、国内に登録されている遺品整理業者は1万社を超えると言われています。また、全ての遺品整理業者が良い事業者というわけではなく、中には悪質な業者も紛れ込んでいます。

悪質な業者を避けて優良業者に依頼をするにはどうしたらよいのか?

その方法は、「みんなの遺品整理」を経由して、遺品整理業者を選ぶ方法です。

みんなの遺品整理は遺品整理士資格を管轄している一般社団法人遺品整理士認定協会とホームズなどを運営しているライフルが提携して行っている遺品整理士の紹介サービスです。

業者がみんなの遺品整理に登録するには、遺品整理士資格に合格し、審査を通過しなければいけず、かなりハードルが高いです。また、サイト内の口コミも実際に利用した人しか口コミを投稿できない仕組みになっています。

そのため、みんなの遺品整理には、優良業者しか残らない仕組みになっています。みんなの遺品整理に関して気になる方は以下の記事をチェックしてみてください。

この記事を監修した人
オザワ / 遺品整理士(一般社団法人遺品整理士認定協会所属)
一般財団法人「遺品整理士認定協会」所属の遺品整理士。 また、当メディア「遺品整理のいろは」の管理人として、遺品整理に関する正しい知識を伝えるべく日々励んでいる。